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環境包装設計事例の紹介と解説

軸受け部梱包仕様改善

写真1
 今回の事例は、ロール製品用の梱包改善の事例です。現行の梱包仕様は、A式ケースにC式のような軸受けで上下を挟む仕様でした。
 しかし、段ボール1枚で軸を点で受けているので、衝撃に弱く、また受け部分は上下で半分づつなので、横からの衝撃にも弱かったため、輸送時に製品の片寄りや外装の突き抜けが発生していたということです。

 そのため、受け部分を外装の高さと同じくらいまで上げて、コの字パットを使用して軸を押さえる方法にしました。これで製品の片寄りや底づきは防止できました。
 しかし、現行の外装ではシャフトとの距離が短すぎて突き抜けを防止するのは難しかったため、両サイドにハイプルのパットを入れました。これにより外装の突き抜けも防止できました。
写真2
 当初は現行の外装ケースを使用しての梱包改善でしたが外装のサイズを変更してよいという条件が追加されたため現在はハイプルを使用せずに、段ボールのみで形状を改良して設計しました。
社内にて簡易的な落下試験を実施して、ハイプル使用時と同じように突き抜けや片寄りがないことを確認できました。

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