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環境包装設計事例の紹介

該当項目 バラ状緩衝材 ⇒ 段ボール
今月は、現行バラ状緩衝材を入れて梱包している機械部品の梱包を段ボール化した事例を紹介します。

条件としては、現行の共通箱である段ボールケースの内寸に対して設計をすることを基本として、それぞれの被包装品で当ててはいけない部分を逃がす等の細かな条件が付されました。

写真1.被包装品写真1
写真2.被包装品写真2

当初、写真1の部品の設計を急ぎとのことで依頼受け、その条件から段ボールトレーを選択、1段4ヶの2段で8台入れにて設計提案実施しました。

写真3.初回提案の段ボールトレー写真3
結果、客先の評価も良く、「これができるならこれも・・・・」のパターンにより、その後に計5点の部品の設計も依頼されることになりました。

その後に依頼された被包装品には、こちらの想像で次のようなものが含まれていました。

「緩衝効果よりも、入り数重視かな?」つまり、先の設計のように段ボールトレーにして十分な保護機能をつけるよりも、仕切り状の仕様にして1ケースに対する入り数を多くしたほうが喜ばれるかな?との考えです。
写真4.入り数重視の仕切り写真4
そこで提案の際に、トレー仕様に加えて異形の仕切り仕様を加えて2種類の提案を実施しました。
結果、入り数重視の仕切り仕様が採用されることとなりました。その他にも当初の条件になかった上方向の押えを加えて提案(写真5.6のもの)したりしました。
(さらに重量バランスを考慮、外装ケースに対して対角線状に入れる入れ方等も実施しました。)
写真5.トレー形状写真5
写真6.上押さえ写真6

黄色矢印のように対角に入れる。これは、被包装品が重く、コードの長さを逃がすとどうしても前後の重量バランスが偏ってしまうため。

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