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環境包装設計事例の紹介と解説

ハイプル・段ボール製作業台などの設計

写真1.
写真2.

 今回は、段ボール製の簡易作業台・テーブルの設計事例を紹介します。
 まず、写真1・2は、今回設計の完成品です。従来の製品には無かった、袖の部分に「引き出し」と「キャスター」の追加要求に対応した設計を提案しました。キャスターをつける事で容易に移動や収納ができ、引き出しは筆記用具や伝票類の小物の収納を可能にしました。

写真3.
写真4.

 写真3・4は、脚部をオープンにして、作業者がテーブルに接近して選別作業が行えるよう配慮した作業台の設計です。写真1・2のようなスリーブ形式に仕上げることが難しく(強度が対応できない)、営業マンの意見を頂きながら、工夫した形状で提案しました。
天板左右にL字の仕切りを貼り、折り曲げて縦方向の仕切りで形状を固定する仕様にした。一つ欠点としては天板を広げた場合、意外とスペースが必要になってしまうこと。
以上2件の作業台は、食品関係(青果物等)の仕分けやリパック作業等に使用されることができます。

写真5.

 写真5は、販売目的で作成したものではない。展示会に参加の際調度品として出展した「強化段ボール製ローテーブル」です。テーブルの下部を、コの字パットで縦仕切りを固定しているため、天板部との中間に棚スペースを作り、小物など収納できるよう考慮しました。
見学者からは中々の評判を頂きました。

写真6.
写真7.

 最後に写真6・7についてですが、段ボール製の作業台です。 写真5のローテーブル形状を基本ベースとして設計した案件です。客先の工場内で記録作業を行う際の、簡易机として提案したものです。従来は単純なA式ケースをつぎはぎしたものを使用していましたが、「見栄え」と「耐久性」の改善を要求され、この形状で 提案した事例です。

 段ボール製作業台は使用後古紙として廃棄が容易であり、かつ、自由設計でオリジナル化がポイントになります。今後も機能性を向上させ、包装以外で利用できる調度品開発に関わって行きたいと思います。

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